院長挨拶

私は旭川医科大学を卒業後、同大学精神医学講座に入局し、これまで長期間にわたって精神科医としての経験を積むとともに、睡眠についての診療や研究に携わってまいりました。入局当時と比較すると疾患概念や診断基準の変更、病態の解明、薬物療法の進歩もあり、精神科医療は入院中心から外来中心へと大きく変わりました。
また、現代はストレス社会とも呼ばれ、多くの方がストレスを抱え、気分や意欲、睡眠に影響を与え、日常生活や学業・就労に支障をきたすなど、メンタルヘルス対策が強く求められています。
さらに、日本は世界で最も高い高齢化率を示し、北海道では30%を超えています(2021年で32.5%)。高齢化に伴い認知症患者は今後ますます増加すると予想されています。
こうした状況のなか、「安心して気軽に相談できる、通院しやすいクリニック」を作りたいと考えました。とくに「こころ」と「睡眠」には密接な関係があり、これらに関する身近な相談役になることを理念として、精神疾患や睡眠障害を総合的に診療いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

院長田村 義之